花に舞う

「花に舞う」2014

2014年12月

  • フルール・ド・リス芸術褒章(於:フランス・パリ)
  • 美術の杜34号に掲載(2014年4月)
  • 国際文化交流芸術大冠賞受賞 トロフィー贈呈(於:ニューヨーク)
  • LOUVRE GOLD AWARD賞(於:フランス・パリ)
    2014年12月ルーヴル美術館館長編集に依る画集に掲載 全世界に発刊


2015年1月

  • 世界に発する日本の芸術家として、美術評論家による論評の朗読を収めた作品紹介の動画が世界に配信


2015年4月

  • 現代美術全集
    「THE JAPANESE FINE ARTS SELECTION Vol.2」掲載
  • 最優秀工芸作家大賞受賞 「花に舞う」ジュエリー(於:ニューヨーク)


花の美に奉仕を続ける、技芸の神髄

作家にとって、花のモティーフは、創作の源泉である。
「花に舞う」は、正に表現衝動の崇高を、持てる技量の全てを傾注して現出させた、重厚な奇跡の名品で、量感と色彩の眩しい光輝は、俗を寄せ付けない。カーネリアンやラピスラズリなど、石の特性と色を吟味した、花びらのかたち。表面処理の洗練。うっすらとした縞目の美しさも際立ち“貴石の花”に生気が灯る。サンゴやメノウの細やかな加工、色合わせの至芸も、無欠の完成度に華を添えている。ピアス共々、身につける女性の気持ちの高揚まで感得させる、親しみやすい造型は作家の美質である。

文/クリスティーヌ・モノー

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