富士に舞う花

「富士に舞う花」F30号 2013

2013年3月

  • グローバル・アート・マスターズ ブランプリ受賞

2013年4月

  • BM 奇跡のクラークコレクション掲載
  • ルーヴル美術館展示
  • ルーヴル・ランス美術館(2012年12月)オープン記念「黄金の翼芸術大賞」受賞・永久収蔵


花の生命力を、ダイナミックな構成で描く名作

花の精霊に才能を愛でられる女流作家…とでも形容したいほど、作品の放つ生命力・明るさ・色彩センスは突出した魅力と個性を放つ。地色のピンクと白富士のコントラストの秀逸な美しさを主軸に上下左右から。ありとあらゆる花びらが画面を埋め尽くす態は圧巻だ。発送の新鮮さが期せずして。作家の画才を全開させ、躍動感ある筆致の魅惑をストレートに伝えることに成功している。「富士に舞う花」は、代表作として末永く愛敬されてゆくことだろう。世情の不安が続く現代に、無条件に感動を与える明朗な画風は、本当に貴重である。作家はジュエリーなどにも造詣の深い、多面的な才能に恵まれた大器。作品の発展性が楽しみだ。

文/クリスティーヌ・モノー

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