ある晴れた日に

「ある晴れた日に」ネックレス・ブレスレット

ユニオン・デ・ザール選考

『日仏芸術文化最高勲章』

ご受章決定のご通知


佐伯和子先生

この度は、国際的にご活躍されている佐伯和子先生の芸術・文化活動への輝かしい功績を称え、ユニオン・デ・ザール(全芸術分野連合)と美術評論家陣の厳正なる審査により、佐伯和子先生お一人に『日仏芸術文化最高勲章』を授与させていただくことが決定しましたので、ここに謹んでご報告申し上げます。
日仏芸術文化最高勲章とは、平成30年の歴史に輝き、新しい時代もより一層のご活躍が期待される21世紀を代表する芸術家であり、原則として次に該当する方に授与されます。

1.文化的活動(芸術・美術)に従事し、その振興に携わっていること。
2.文化的活動における社会的評価を受けていること。
3.世界の平和、文化的交流のために、国際的活動に従事し、その振興に携わっていること。
4.人格的にも優れ、将来への展望を持ち、努力を怠らない者

以上の選考基準により佐伯和子先生に決定させて頂きました。
この栄えあるご受賞を契機に、更なる国際的なご活躍にご尽力いただけます様、ご期待申し上げます。

謹白

令和4年2月

ユニオン・デ・ザール
日仏芸術文化最高勲章選考委員会
選考委員 クリスティーヌ・モノー


”見る者の深奥に射し込む、三様の美”

徒然なるまま、筆を向け、色を乗せて、描く。そんな作家の絵画二作の、とても独りの発想から生み出されたとは思えぬ、幅の広さ、タッチの多彩さ、豊穣な構図美に、まず驚かされる。遠景表現の見事な「薫風」に漂う穏やかさ、そして「旅立ちの刻」における緑の機微が素晴らしい。とりわけ後者の背後を染める鮮烈な赤は、どこか世の中の厳しささえ含んでいるかのような力強い美しさがある。そして、白眉と言える「ある晴れた日に」の爽やかさ。遇われた蝶の姿もさることながら、絶妙な間隔で配され安穏な気分を喚起させてくれる、琥珀の緑。この感動が、焦燥に満ちた苦い世を生きるわれわれの心奥に、光を射すだろう。

文/クルスティーヌ・モノー

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